テキサスホールデムポーカー攻略ガイド
ポーカーには色々な遊び方がありますが、その中でもテキサスホールデムポーカーは一番人気があり、正式な国際大会があるほどです。基本の遊び方としては、プレイヤーには手札(ホールカード)が配られ、その他に共有札(共通カード)があり、最終的に伏せられていないプレイヤーの手札と共有札で役が一番強かった人が勝ちとなります。テキサスホールデムの面白いところは、役をどう揃えるか以外に、運も関わってくる他、対戦相手との心理戦を楽しむところにあります。手札の役が悪くても、対戦プレイヤーがカードを伏せるように仕向けられれば、勝てることもあります。
最低2人(二人対決はHeads-UP呼ばれています。俗にいう一対一)から最大10人同時に遊ぶことができます。オンラインゲームでは相手の表情を見ることができませんが、相手は顔色一つ変えずチップを賭ける心理戦の手練れだと想像するとオンラインゲームでも臨場感と緊張感を味わうことができます。
ルール:
各プレイヤーにはカードが2枚ずつと、最終的には共通カードが5枚配られます。プレイヤー同士で場の5枚と手持ちの2枚のカードから役を作り勝負します。
複数人のプレイヤーで遊ぶ場合、それぞれのプレイヤーのポジションに対応する呼び名があります。
ステップ 1:ポジションを決める
● 『ボタン』(BTN,Button)
ディーラーはBTNの左のプレイヤーからカードを配ります。つまりBTNは最後にカードが配られ、最後に行動するプレイヤーなので、他の全てのプレイヤーの動きや行動を観察した上で、対応方法を考えることができます。手札にいいカードを持っていればポジションの影響はあまりないが、手札にあまりいいカードが無い状態で相手を出し抜くためにはBTNは非常に有利なポジションとなります。通常、BTNのポジションには『Dealer』の表示が置かれます。
ゲームが始まりカードが配られる前に強制的にベットしなければいけないプレイヤー:
● スモールブラインド(SB)
ゲームが始まりカードが配られる前に強制的にベットしなければいけないプレイヤー:
● ビッグブラインド(BB)
BTNの左側の人の次の人はゲームの始めに1ブラインドをベットしなければいけません。
ステップ 2:カードを配る
ディーラーはスモールブラインドの位置から時計回りにカードを1枚ずつ配り、Buttonまで配ったら、再度スモールブラインドの位置から2枚目のカードを配ります。
各プレイヤーにカードが2枚配られたら*プリフロップラウンドに入ります。
**プリフロップラウンド(Preflop round):全てのプレイヤーに最初の2枚のカードが配られ、共通カードが場に出される前に、各プレイヤーがチップを賭けるか降りるか決める段階。
ステップ 3:プリフロップラウンド
このラウンドでプレイヤーが行えるアクション。
1.フォールド(Fold):
BTNの左側の人はゲームの始めに0.5ブラインドをベットしなければいけません。
2.チェック(Check):
自分の順番の前に誰もベットしていなくて、ベットの権利が回ってきても、何もせずに様子を見ることにして、次のプレイヤーに権利を譲ること。現場でゲームをプレイしている時、考えている時の癖で無意識にテーブルをコンコンと叩いてしまうと、チェックと判断されてしまいます。
3.コール(Call):
自分より前のプレイヤーがベットしていて、自分の順番になった時に相手のベット金額と同額を出してゲームに残ること。
4.レイズ(Raise):
自分より前のプレイヤーがベットしていて、自分の順番になった時に相手が提示した賭け金以上を提示し、金額を吊り上げること。現場でゲームをプレイする場合、コールとレイズには注意する必要があります。レイズしたかったのに『Raise』と声を出さずにチップを賭けてしまった場合、ディーラーにはコールと勘違いされるので、その損失はプレイヤーの自己責任となります。
5.オールイン(All-in)
ベットの一種。最低ベット額に制限されることなく、順番になったら手持ちの賭け金を全てポットに投じてオールイン宣言すること。
『プリフロップラウンド』が完了したら『フロップラウンド』に入ります。
ステップ 4:フロップ(Flop)ラウンド
以下はこの段階で、各プレイヤーが執行可能な各動作を紹介します。
このラウンドでは、ディーラーがデッキの一番上のカードから順番に場に3枚出します。プレイヤーが場に出された3枚のカードを確認したら、スモールブラインドから時計回りにチップを賭けることになります。プレイヤーは手札と場に出された共通カードの組み合わせで役を考え、次の戦略とアクションを考えられます。
このラウンドでも、フォールドやチェックするプレイヤー、コールやレイズするプレイヤーが出る可能性があります。全てのプレイヤーのアクションが完了したら、ターン (Turn)のラウンドに入ります。
現場でゲームをプレイする場合、多くのディーラーはデッキの一番上のカードは場に伏せて、二枚目のカードから3枚を場に出すことがあります。これは一番上のカードがプレイヤーに見られた可能性を想定して、あえてそのように対応しています。
ステップ 5:ターン(Turn)ラウンド
ターンのラウンドでは、ディーラーが引き続きデッキから4枚目のカードを元々場に出されている3枚の共通カードの横に出します。この時点で場に出されている共通カードは全部で4枚となります。次に、スモールブラインドから時計回りにチップを賭けることになります。プレイヤーは手札と場に出された共通カードの組み合わせで役を考え、次の戦略とアクションを考えます。全てのプレイヤーのアクションが完了したら、リバーターン(River)のラウンドに入ります。
ステップ 6:リバー(River)ラウンド
デッキから最後の1枚の共通カードが場に出されます。この時点で場に出されている共通カードは全部で5枚となります。引き続きスモールブラインドから時計回りにチップを賭けることになります。プレイヤーは手札と場に出された共通カードの組み合わせで役を考え、次の戦略とアクションを考えます。
この時点でゲームを降りていない全てのプレイヤーでショウダウンを行い、手札を公開して、手役の比較を行って勝敗を決めます。手役が一番強かったプレイヤーの勝ちとなりますが、複数のプレイヤーで役が同じ強さの場合、ポットに貯まったチップを山分けします。
ワンゲーム終了後、BTNは時計回りに次のプレイヤーに替わり、次のゲームを始めます。
役
ゲームのルールを理解したところで、ゲームの勝敗を決めるのはカードの組み合わせで作る役の強さだと分かります。では、どのような役があり、強さの判断はどうなっているのか紹介します。
弱い役から強い役の順に紹介:
● ハイカード(役なし)
役の強さ -
ペアも何もない役なし。数字がバラバラの5枚。一番大きい数字のカードで勝負します。相手もハイカードで、カードの数字が自分のより小さい場合、または相手がゲームを降りた場合にのみ勝つことができます。
● ワンペア
役の強さ ★
同じ数字のカードを揃えた2枚が1組ある。
● ツーペア
役の強さ ★★
ペアが2組ある。
● スリー・オブ・ア・カインド
役の強さ ★★★
同じ数字のカードを3枚ある。
● ストレート
役の強さ ★★★★
5枚のカードの数字が連続して揃っている。
● フラッシュ
役の強さ ★★★★★ (5)
5枚のカードのスーツ(柄)が全て同じ種類で揃っている。
● フルハウス
役の強さ ★★★★★★ (6)
スリーカード+ワンペア
● フォー・オブ・ア・カインド
役の強さ ★★★★★★★ (7)
同じ数字のカードを4枚ある。
● ストレートフラッシュ
役の強さ ★★★★★★★★ (8)
スーツ(柄)が全て同じ種類の5枚のカードの数字が連続して揃っている。
● ロイヤルストレートフラッシュ
役の強さ ★★★★★★★★★ (9)
スーツ(柄)が全て同じ種類の5枚のカードの数字が最も高い10、J、Q、K、Aで連続して揃っている。